愛知県岡崎市吉村医院にて
江東区の木場という、いわゆる深川(下町)で育ちました。
10才のとき母を胃がんでなくしましたが、
のんきな父に育てられ、この中部東海地方に来ても
「東京の人には見えない」とよく言われます。
高校を卒業して、東京大森の東京衛生学園で、
はり灸マッサージ師の勉強をして資格をとりました。
学生のころから、東京はなんとなく嫌いで、
どこか田舎で暮らしたいなぁと思っていました。
縁あって主人と知り合い結婚することができて、幸せです。
ほどよくのんきな静岡県、湖西市や愛知県東三河が気に入ってます。
私の妊娠中、お産の話
お産は、自然分娩(なるべく医療的な行為をしない、
自分の力で産むお産)のところにしようと
思っていましたので、愛知県岡崎市の吉村正先生が
やっている「吉村医院」を選びました。
自然分娩で有名な吉村医院ですが、
食事と運動をしっかりすること、
体重をなるべく増やさないことをしっかり指導されます。
スクワットは一日300回、3時間は歩くように指導されます。
私も楽しんで毎日がんばっていました。
歩くと、赤ちゃんに酸素がいき、
健康な赤ちゃんなります。
骨盤内の筋肉をよく使うため、
産むときに必要な骨盤の柔軟性も鍛えられるのです。
これで、安産間違いなーーし♪と信じていましたが、
吉村医院でも、運動したからと言って、
みんながみんな、安産になるわけではなく、
多少時間がかかってもいいのだそうです。
私も長男のときは、丸一日以上かかりました。
とにかく、ひどい眠気で、陣痛の合間は寝てしまうくらい。
眠気のせいでお産が進まないのか、
運動のし過ぎで疲れて体力がないのか・・・
見かねた助産婦さんが、お風呂に入れてくれ、
身体が温まったところで強い陣痛が来て長男が生まれました。
運動はしていても、自分の身体が冷えていること、
特に表面ではなく身体の中が冷えてしまっていることに
気がつかなかったのです。鍼灸の仕事をしているのに、
お恥ずかしいはなしです。おそらく、妊娠してからの
冷えではく、長年のものだと思います。
昔から水太りというか、代謝が悪く、
太りやすかったのです。
何をやってもやせにくい、そんな身体でした。
自分では真面目に治療はしてなかったですし。
身体が冷えているので、母乳の出も悪く、
今思えば、赤ちゃんも冷えていたのでしょう、
入院中に新生児黄疸が出てしまいました。
それはびわの葉温灸でお腹を温めてやることで
すぐに解決しましたが、5月生まれだっのに、
生後は手足が冷たく、ウンチが水のように緩かったですね。
母乳でも、冷えていなければ、
もう少ししっかりしたうんちになると、今では思います。
長男の冷えよりも、産後は自分の身体の冷えが
ひどくて、足先は冷えるし眠れないし、本当に大変でした。
あんまりつらいので、退院して一週間ほどして、
足先と女性のツボ三陰交に思い切りお灸をしてみました。
熱さを感じないのですから。
火がついてるのにですよ。相当冷えていたわけです。
その日の夜中、授乳しているとオロが大量に出ました。
あわててバスタオルをお尻にあてたのに、
そのバスタオルをつきぬけて、座布団まで真っ赤でした。
オロとなって、冷えと毒素が出てしまったので、
それから少しずつ体調を取り戻して生きました。
その時に、自分が相当冷えていたのだ、
とやっと自覚したわけですね。遅い!
話しは横道ですが、産後すぐにベルトで閉めてしまうと、
オロが全部出切らず、将来の婦人病(筋腫など)や
二人目不妊の原因になるのではないかと思います。
母乳を与えることで、身体が元に戻るように
ホルモンが出たり、骨盤が戻っていくように、
自然の摂理でできているのです。
オロを出し切っているかどうかは、
子宮が戻っているかどうかとは別問題なので、
判断が難しく、触っても分かりません。
子宮筋腫だって、相当大きくならないとわからないですから。
ただ、産後冷えるようになった、生理が辛くなった、
出血量が増えた、などはその可能性がありますね。
とにかく、産前産後は冷やさないようにではなく、
積極的に温めることが大事なんです。
話しは戻りますが、私はそのときかなり必死で、
とにかくおっぱいを出したかったですから、
近くに助産院もないですし、自分でお灸して
温めるしか手がないのです。とにかく毎日せっせとお灸しました。
子供のお手当てのついでに自分にも
びわの葉温灸を定期的にやっていました。
お灸のお陰か、完全母乳だったにも関わらず、
生後6ヶ月くらいで生理がやってきて、
長男が1才になるころには次の子を妊娠しました。
今度こそ!というリベンジもあり、徹底的に温めました。
今回は長男が小さいので、散歩もろくにできず、
運動もできそうもなかったので、とにかく大便小便が
毎日よく出るように心がけ、むくまないようにしました。
ビワの葉温灸やこんにゃく湿布を使って、
お腹や足を毎日。気持ちがいいところを重点的に。
そのお陰か、女の子だったからか、
お産も2回ほどいきんだらつるんと出てきて、
簡単でした。もちろん、助産婦さんのサポートがあったからですが。
プロフィールの写真は、そのとき、長男と主人が
娘へその緒を切ったときのものです。
娘は、生まれたとき、これぞ赤ちゃん!!
言える位真っでした。手足も暖かく、
1月生まれなのにぽっかぽかです。
身体が温かいせいなのか、身体に無理な力が入ってなくて、
いつも穏やかな赤ちゃんでした。
いまだに体温が息子より高めです。
妊娠中の過ごし方でこんなに子供の体質が
変わってくるものかと思いました。
このことで身にしみてわかったので、
身体を冷やさないように、温めることがどんなに
妊娠中大切か、みなさんに伝えていきたいと思うようになりました。